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GENERATIVE AI

シャープ独自のCE-LLMとエッジ技術が、生成AIとの円滑
な会話を実現。ニオイセンサー技術も活用し嗅覚を持つ
AIアバターと暮らす日も近い!

未来のコミュニケーションが、シャープの革新技術によって新たな次元に到達します。シャープが誇るこのエッジAI対応のCE-LLMエンジンは、次世代のAI技術として、今までのチャットボットやバーチャルアシスタントを超え、リアルタイムで高度かつ複雑な会話を提供することを可能にしています。

独自開発したCE-LLMエンジンは、「聞く」「考える」「話す」の三つのプロセスを瞬時に行います。まず「聞く」段階では、AIは音声やテキストの入力をリアルタイムで受け取り、高精度で処理します。次に「考える」段階で、AIは文脈を深く理解し、過去の対話履歴や関連情報を元に最適な反応を生成します。例えば、旅行計画について話している場合、AIはユーザーの好みを考慮し、カスタマイズされた旅行プランを即座に提案します。最後の「話す」段階では、生成された応答が自然な音声として出力され、ユーザーはまるで人間と話しているかのような体験を得られます。

シャープが描く未来は、もうすぐそこです。CE-LLMエンジンによる瞬時の「聞く・考える・話す」AIは、私たちのコミュニケーションのあり方を根本から変え、生活をより豊かで便利にしてくれるでしょう。
シャープのエッジAI紹介映像

シャープが開発する独自のエッジAIを説明します

芝浦ビル AI常設展示の紹介映像

シャープ東京ビル(芝浦)にて当社最新のAI技術を紹介

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SPACE SOLAR

月のつぎは深宇宙、JAXAに国内で唯一認定される
シャープの宇宙用ソーラー技術。「DESTINY+」での新しい挑戦

DESTINY+

皆さんの記憶に新しいJAXA(※1)が打ち上げた小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」。2024年1月に、世界初の月面への高精度着陸に成功しました。この探査機に搭載されたのが、シャープの宇宙用太陽電池です。
次の挑戦は、2028年度に打ち上げ予定の深宇宙探査技術実証機「DESTINY+(デスティニー・プラス)」へと続きます。探査機が目指すのは、ふたご座流星群の母天体である小惑星「Phaethon(※2)」。この小惑星から放出される宇宙塵(ダスト)を分析すれば、「どのように太陽系は形成され、生命が誕生したのか?」という謎を解明できる可能性があります。
イオンエンジンの電気推進(※3)に必要な電力供給を支えるのも、優れた発電効率を誇るシャープの化合物太陽電池モジュールです。薄膜軽量の太陽電池を敷き詰めたパドルは、超高温、低照度極低温、強力な宇宙放射線など、深宇宙までの過酷な状況を乗り越えながら進むDESTINY+の両翼となります。

シャープが宇宙用太陽電池の開発に着手したのは今から50年以上昔の1967年。国内で唯一JAXAに認定されている太陽電池メーカーとして、今日まで数多くの人工衛星や探査機など宇宙開発事業に採用されてきた実績と信頼を守り続けています。
ふたご座流星群が地球で観測できるのは毎年12月。DESTINY+がPhaethon付近に到達するには、3年半~4年がかかるとみられています。冬の夜空に流れ星を見つけたら、深宇宙を飛ぶ探査機の旅に(そして、力強く発電を続けるシャープの宇宙用太陽電池にも!)想いを馳せてみてください。

  • ※1)宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration Agencyの略称)。
  • ※2)Phaethon(フェートン、ファエトンとも)、ふたご座流星群の母天体である小惑星。
  • ※3)電気を利用して推力を得る、電気推進ロケットの一種。燃料をイオン化して電圧をかけ噴射することで宇宙空間での推力を発生させる。

林真理子ライター

1978年生まれ。編集者・ライター。東京都出身。出版社で主に実用書、エンタメ等の書籍・雑誌の編集に携わり、2011年よりフリーに。主に、テクノロジー、医療、社会、サブカルチャー等に関する記事制作を手掛ける。

林真理子ライター

1978年生まれ。編集者・ライター。東京都出身。出版社で主に実用書、エンタメ等の書籍・雑誌の編集に携わり、2011年よりフリーに。主に、テクノロジー、医療、社会、サブカルチャー等に関する記事制作を手掛ける。

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GREEN ENERGY

ビジョンは「全ての移動体を太陽の光だけで動かすこと」
世界最高水準の「シャープ化合物太陽電池」が描く移動体の未来

化合物・シリコン積層型太陽電池モジュール
多接合型 化合物太陽電池モジュール
太陽の光だけで、EV(電気自動車)や船舶、飛行体など、あらゆる移動体を動かす。実現すれば、“移動”に関わる全てがリ・デザインされ、深刻化するエネルギー問題にも革命が起きるであろうことは、誰にでも想像がつくでしょう。
太陽電池技術は今まさに進化中で、なかでも「化合物太陽電池」が注目を集めています。シャープの化合物太陽電池技術は、世界最高レベルの発電効率を誇り、過酷な環境において優れた耐久性があるのが特徴です。ペロブスカイト太陽電池と同じく、薄くて軽量、フレキシブルなモジュールで、さまざまな移動体の形状にフィットさせることが可能です。化合物太陽電池の進化と普及は、近未来のクリーンエネルギー社会を実現するカギになると考えられます。

シャープは1959年から太陽電池事業を手がけるパイオニア企業です。自動車産業の領域では、NEDO(※1)プロジェクトの一環として、2019年以降、日産やトヨタとの共同研究でソーラーパワーを主電源としたEV車やPHEV車の走行実証実験を行っています。計算上「変換効率30%以上の太陽電池パネルを使用すれば、ユーザーの利用パターン次第では1年間の充電回数をゼロにすることが可能である」とされています(※2)。
更なる高効率化と低コスト化を実現することが、移動体向け太陽電池の実装と普及に向けての最重点課題となりますが、2023年、新構造かつコストダウンを図った「化合物・シリコン積層型太陽電池モジュール」が当社記録を更新する世界最高の変換効率33.66%を達成しました(※3)。
世界でも高く評価されるシャープの太陽光電池は、既に人工衛星などに搭載されているほか、将来的には長期間着陸を必要としない次世代通信用成層圏グライダーへの搭載など、移動体分野の更なる可能性へ挑み続けるのです。

  • ※1)国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構。
  • ※2)自動車への太陽光発電システム搭載時における〔1〕CO2排出削減効果、〔2〕ユーザーの利便性(充電回数)、〔3〕太陽光発電システム搭載自動車が普及した際の社会全体のCO2排出削減効果について検討。
  • ※3)2023年10月27日現在、NEDOプロジェクトでの研究レベルでの太陽電池モジュールにおいて(当社調べ)。

林真理子ライター

1978年生まれ。編集者・ライター。東京都出身。出版社で主に実用書、エンタメ等の書籍・雑誌の編集に携わり、2011年よりフリーに。主に、テクノロジー、医療、社会、サブカルチャー等に関する記事制作を手掛ける。

林真理子ライター

1978年生まれ。編集者・ライター。東京都出身。出版社で主に実用書、エンタメ等の書籍・雑誌の編集に携わり、2011年よりフリーに。主に、テクノロジー、医療、社会、サブカルチャー等に関する記事制作を手掛ける。

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SMART MATERIAL

大切なものを“最適な潤い”で湿気や乾燥から守る!
シャープ独自の新しい機能性マテリアル「TEKIjuN」

モノには品質を維持するために最適な湿度があります。もしあなたがオーケストラのバイオリン奏者だとしたら、大切な楽器の保管には細心の注意を払うことでしょう。湿度コンディション次第で、美しい音色が左右される木製楽器など、大切なモノを多湿や乾燥から守ることをコンセプトに、シャープは新しい調湿材「TEKIjuN(適潤)」を開発しました。

TEKIjuNはφ5mmほどの透明なビーズ状の材料です。一般的な除湿剤や保湿剤とは異なり、吸湿と放湿を繰り返し、密閉空間内を目標の湿度に長期間保つことができます。理論上は体積1リットルの密閉ケースに1粒で調湿性能を発揮する計算になります(※1)。また40%~90%RHまでの設定湿度に、細かく材料調整できることも大きな特徴です(※2)。

ビーズ型のほかにもさまざまなタイプがあり、「シート型」は物流コンテナなどの急激な湿度変化による結露リスクへの対策として活用されているほか、新しいアプローチとして調湿成分を含有して樹脂成型を行う「フォルム型」の開発にも着手しています。
TEKIjuNは、幅広い領域で活躍し始めています。島村楽器ではアップライトピアノ内部の湿度変動による変形やひび割れなど劣化対策に、シリカゲルなどの乾燥剤や保湿剤を季節ごとに入れ替えていましたが、TEKIjuNとの実証実験で抑制効果が確認できたことから、店頭展示ピアノの品質管理のために、現在ビーズ50%RHが一斉導入されています。
横浜DeNAベイスターズの牧秀悟選手は、わずかな湿度変化でもバッティングに影響することから、TEKIjuNバットケース(※3)を特注するなど、大切なモノの品質へのこだわりとしてプロフェッショナルな人々にも愛用され始めています。

  • ※1)密閉ケース内の空気水分量(絶対湿度)に対するビーズが吸放湿可能な水分量として、当社指定の特定の温度条件における理論値です。実際には使用環境によって異なります。
  • ※2)RH:相対湿度(relative humidity)。空気中に存在可能な水分の最大質量(飽和水蒸気量)に対する、実際に存在する水分の割合(単位:%RH)。飽和水蒸気量は温度により変化するため、空気中に存在する水分の質量が同一でも、温度が異なれば相対湿度は変化します。
  • ※3)アドバイザリー契約を結ぶ三共スポーツ株式会社の野球ブランド『シュアプレイ』のバットケース。

栗原亮​ライター

1975年生まれ。合同会社アルケー代表、編集者・ライター。東京都出身。 IT系出版社での勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者・ライターとして活動を開始。主にテクノロジー関連の記事を雑誌やWebメディアで執筆するほか、書籍編集やWebコンテンツの企画・制作、eラーニング講師としても活動。

栗原亮​ライター

1975年生まれ。合同会社アルケー代表、編集者・ライター。東京都出身。 IT系出版社での勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者・ライターとして活動を開始。主にテクノロジー関連の記事を雑誌やWebメディアで執筆するほか、書籍編集やWebコンテンツの企画・制作、eラーニング講師としても活動。

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